大阪って結構にぎやかなイメージがありませんか。お笑いや飲食店界隈も賑わい、また大阪人特有のキャラの濃さもそういったイメージを強めているのかもしれません。実際あんなに会ったこともない老人が話しかけてくる町、大阪以上はないかもしれません。
ですがそのイメージ、「大阪府」に対して抱いていませんか?
観光地としてもよく知られる大阪で、人口は全国都道府県で執筆現在第3位。賑わっていて忘れがちですが、大阪府の面積は47都道府県中下から2番目。最小の香川県とは相当な僅差です。その決して大きくない土地の中でも、場所によってすごく住民のキャラが変わったりするので、頭に入れておくだけでもしてもらえればと思うのです。今回は枚方市というところを中心にこの問題を考えます。
大阪にももちろんいろんな町があります。静かな町、にぎやかな街、治安が悪い街、ド田舎…大阪に住んでいれば嫌でも見えてくる各地の特徴。大阪の中、北東あたりに位置する枚方市はもちろんその場所にも依りますが、静かだったり落ち着いたイメージを他の市から持たれがちです。
枚方市は半分京都に面しています。なので、私の知る枚方市民は住んでいる場所を聞かれる際「ほぼ京都」とかいう説明をするわけです。逆に京都のイメージってどんな感じでしょう。おしとやか?少なくとも大阪より落ち着いたイメージを持たれることが多いですよね。正直枚方は本当に「ほぼ京都」なんだと思っていて、実際枚方市民のキャラって体感大阪人と京都人のハーフみたいな感じがベースになってることが多い気がします。
というか今更ですが枚方って読めてますか?「まいかた」とか「まいほう」「まきかた」「むなかた」……枚方市が実際に全国で行った調査で、正しく読めたのは約60%だったとのことです。過去、当時の官房長官がまいかたと読んでしまい市民のあいだで密かに物議を醸したことがありますが、正しくは「ひらかた」です。
話が逸れましたが結局何が言いたかったかというと、「大阪人はみんなよく喋るし面白い」なんてことは決してないということです。大阪府に住む人に会っても、相手をよく知らないまま面白いことを要求したり、期待しないようにしましょうね。