大阪人の会話

大阪人は誰かと話すことが好きな人が多く、全く面識のない人に声をかけることも珍しくありません。そんな大阪人との会話には、関東の人にはないような会話の特徴がいくつかあります。
今回はそんな中からよく見られる3つの特徴をご紹介します。

①日常会話でもボケるしツッコミむ

大阪人は日常会話でもボケたりツッコんだりします。なのであなたはボケとツッコミどっちですか?と聞かれれば、だいたいの大阪人が自分がどっちか答えられます。
たまにツッコミ担当が疲れてボケに回ることがありますが、
「ツッコミ担当のお前がボケたら収拾つかへんくなんねんて!!」
と普段ボケ担当の人間がツッコんでくれるので均衡が崩れることはありません。たまに全員ボケてそのまま会話が終了することもありますが、みんな心の中で「いや誰も突っ込まんのかい」と思っているので、その場合でも大丈夫です。

②会話の始まりが「ちゃうねん」、会話の終わりは「知らんけど」

「なんであんた白い服でカレーうどん食べたん」
「ちゃうねん、そのときどうしてもカレーうどんが食べたい気分やってんて」

「ハサミどこやったっけ?」
「あの引き出しの中ちゃう、知らんけど」

大阪人は違っていなくてもなぜか「ちゃうねん」から入ります。関東でいうところの「ていうか~、でも~」に近いそうです。知らんけど。
「知らんけど」には、『私が言ったことが正しいかどうかはわかりませんが、もし違っていたとしても責任は一切負いません』という意味が込められています。知らんけど。

③安くいいものを買えると値段を自慢したくなる

これはショッピングを普段からする方や女性に多いのですが、質の良いものや欲しかったものを安く手に入れると、大阪人はいくらで購入したのか自慢したくなる傾向にあります。
「今日の服すごくかわいいね」
「そうでしょ?自分でもすごく良い買い物したと思う」
という上記の会話が大阪では
「今日の服めっちゃかわいいやん」
「せやろ?これなんぼやと思う?1000円で売っててん、めっちゃええ買い物したわ」
となることも珍しくなく、値段を聞かれなくても自発的に教えてくれたりします。

今回紹介した3つは大阪人との会話で見られる特徴のほんのわずかで、他にも話にオチを求めたり、「ほんまほんま」「知らん知らん」と言葉を繰り返し言ったりと色々なものがあります。
普段の会話でも自然とお笑いの要素が絡んでくるのも、そういった文化が深く根付いている大阪ならではなのかもしれません。